- 2015.11.11
- <リレーコラム:0>いちご煮のCMが変わる…ということ(味の加久の屋 古川篤)
こんにちは、いちご煮CMプロジェクト古川です。
突然ですが、「スタッフリレーコラム」始めます宣言!ってことで前説は私から。。。
まずは、どうして今回こういうレリー式のコラムを書くことにしたのか、その辺の経緯からお話してみようかなと・・・。
今回、こんな風にいちご煮CMプロジェクトを、CMオンエア前に立ち上げまして・・・SNSでの発信や、ロケの模様が新聞誌面等で報道されることとなりました。
そうしたことで…
「今流れているCMってもうやめちゃうの?」
という声を結構いただくようになりました。(社内からも結構いただきました・・・。)
「今のCMって愛着がある方が多いんだなあ…」
と有り難い気持ちにはなったのですが、ご指摘のとおり、長きに渡り放映し続けてきた現在のCMは、年内を以って放映を終了する予定です…。
ということで今回は「CMを変える…」ということについてお話したいと思います。
今さらですが、いちご煮という郷土料理や商品に愛着ある方にとっては、CMも非常に親しみがあったのかもしれません。かくいう私自身もそうでした…。
個人的にはもちろんの事、メーカーとしても今のCM自体に何か不満があった訳でもなく、地域に根付いたCMとして自慢出来るCMであったとさえ今でも思っております…。
https://www.youtube.com/watch?v=4476xDU7OMk
しかしここ数年は、県内の方でCM自体は知っていても、いちご煮がどんな料理なのかお分かりにならない方々もいらっしゃるようで、また、商品を誰かに贈ることはあっても、実は食べたことがない…という方も結構な数いらっしゃるようです。
そして、当然ながら県外の方になると、その数はもっと…ということになります。
一方、最近は、地方の食への興味や関心が高まっていることもあり、いちご煮について、県外からお問合せを受けることも多くなっていますが、その魅力をしっかりと説明しきれてはないのではないかと感じるようになっていました。
珍しい名前の料理であることが先行し、海の恵みの有り難みや情緒…といった部分が疎かになっていたり…ということもあったり。。。
結果、外の方にはいちご煮以外の料理が記憶と記録(食体験)に残り、イメージがあまりないようにもなっています。
私たちは、いちご煮に愛着のある方にとっては、料理も商品も、そしてCMも、今のままで十分に伝わる良いものと思っていますし、これからも何かの形で商品もCMも心に残していけたらと思っています。
ただ、いちご煮を知らない人にもまだまだ伝えられる魅力はあり、地元の方にはもちろん、外の方にも伝えられる方法もあるのではないかと感じるようになりました。
また、それを伝えるためには、新しい体感や体験を通して伝えた方が、より伝わるのではないだろうか…とも考えました。既成のイメージにとらわれない「何か」を通して…。
そして、既成のイメージにとらわれない「何か」というのが今回の映像であり、このプロジェクトとなったというわけです。
今回のCMは、よくある企業の商品のコマーシャルのように、商品のパッケージを出して…ということは一切行っていません。(スポンサーでもあるので企業名は出ますが…)
あくまで「いちご煮」の新しいイメージを伝えるためのCM作りを目指して、ここまで進めてきました。まずは、地元にいらっしゃる方々に
「へえ…。何だか素敵だね、いちご煮って…」
というイメージを残せるようなCMを皆様にお届け出来たらと思っております。
そして、その「イメージ」が外の方にも何らかの方法で伝わり、いちご煮も八戸もいいね…と思っていただけたら本当に嬉しいことだと考えております。
今回は幸運にして…
そんな“思い”をしっかりと受け止めて下さったスタッフの皆様の力と、
“思い”を表現しよう!
と心意気で受けて下さった田中泯さんや、音楽制作の方のお力も借りて出来上がる映像作品ですので、きっと地元の方にも「お~!」って思っていただけると信じております。
どうか、出来上がる作品を楽しみにしていただけたら幸いです。年内にはオンエアすべく目下準備中です!
次回以降は、制作に携わって下さったスタッフにも、この「イメージ」について語っていただきたいと思っております。どうぞ引き続きお楽しみに。